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全国水源の里連絡協議会ブログ

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第7回全国水源の里シンポジウムを開催

9月26(木)・27(金)日、高知県大豊町にて全国水源の里シンポジウムを開催しました。

シンポ1.jpg
会場:ゆとりすとパークおおとよ

今回のシンポジウムは、「水源の里に生き続ける〜大豊から世界へ〜」をテーマに、基調講演やパネルディスカッション、視察などを行いました。

ここでは、シンポジウムで発表された緊急報告と基調講演、2日目の視察の様子を報告します。


 緊急報告

「旅行業者から見た"水源の里"」
講師:JTB総合研究所 地域振興ディレクター 山口 祥義 さん


■地域の恵みを活かし人た町づくりで人を呼び込む
 以前は物見遊山的な観光が一般的だったが、今は「研修」や「体験」の要素を取り入れた「着地型観光」が注目されている。過疎・高齢化という逆境状況があっても地域の伝統や文化の価値を見直し、強みに変えていこうと頑張っているところがある。そして、そういうところには人が集まっている。反面、田舎を知らない都市住民が多くなっている現状もある。上流の住民と下流の住民が互いに理解し合うためには、交流の機会をつくることが必須。上流の皆さんも積極的に都市部の皆さんに声をかけていきましょう。

 基調講演

「日本に"水源の里"はいらないか?」
講師:明治大学農学部教授 小田切 徳美 さん


■水源の里(農山村)に冷たい時代が始まろうとしている
 地方の時代と言われ、農業・農山村に寛容な時代(1970年代)から、臨調・行革路線の批判的な時代(1980年代)、バブル経済の崩壊(1990年代)、小泉構造改革(2000年代前半)、政権交代(2000年代後半)とおおよそ10年ごとに温かい時代と冷たい時代が繰り返されてきた歴史がある。2000年代後半に限界集落問題のブームが起きるも底が浅く、今は無関心が広がってしまった。2010年代に入り、TPPや道州制、コンパクトシティなど、水源の里に冷たい時代の到来を懸念させる議論が進められている。

■農山村に向かう若者
 
農山村に対する都市住民、特に若者の視線が温かい。国土交通省が行ったアンケートで農山村に二地域居住(都市に住んでいながら時々農山村にも住む)をしたい、農山村に移住したいという人の割合が、50・60歳代だけでなく、20歳代の若者で増加していることが分かった。さらに、600人もの若者が地域おこし協力隊として全国各地の市町村に入っており、その多くが「地域で働き貢献したい」「活動を通じて定住したい」という熱い想いを抱いている。このような若者の農山村指向は、以前はほとんどみられなかったもの。農山村に対する視線が若者から変わり始めている。

■農山村は何をすべきか?
 
若者の視線が農山村に向いている今、農山村の理念を共有化し、若者たちと手を結びながら自分たち自身の力で農山村の地域づくりを進めていくことが重要になる。農山村が供給している4つの資源「食料」「エネルギー」「水」「二酸化炭素の吸収源」は国際的な投機先であること、農山村は戦略地域となりえることを認識し、若者・国民・政府で共有化していかなければならない。

■農山村の地域づくりに必要な3つの要素と都市農村交流
 
ひとつめは、地域の人が見失いがちになってしまう、その地域に住み続ける誇りや意義を確立させる「暮らしのものさしづくり」。2つめは、寄り合いのような家の代表者(男性)が集まる場だけでなく、女性や若者も参加できる新しいコミニュニティを作り上げる「暮らしの仕組みづくり」。3つめは、地域でカネを産み、地域に再投資して発展していく「カネと循環づくり」。この3つの要素に加え、都市農村交流が重要な役割を担う。グリーンツーリズムや農家民泊の活動を通じて、地域の資源や宝が発見され「暮らしのものさしづくり」に一役買っている。また、交流産業はリピーター率が高く大きな成長産業となる可能性を秘めている。
 地域づくりに必要な3つの要素に都市農村交流を組み合わせることで、地域づくりの道筋が見えてきた。一歩一歩前進し、温かい風を呼び込みましょう。


 現地視察

■高知おおとよ製材株式会社,早明浦ダム,山村集落
 
 2日目の現地視察では、最初に今年8月に操業を開始した、四国最大級の製材工場「高知おおとよ製材株式会社」に向かいました。丸太がオートメーション化されたラインで、柱や土台となる構造材や破風板や足場板となる板類のほか、様々な種類の製品となる製造工程を見学しました。

おおとよ製材.jpg

 その後、Aコースは「四国のいのち」ともよばれる早明浦ダムを見学。ダムの機能や構造について水資源機構の職員から説明を受けました。Bコースは、標高400〜700mに位置する山村集落を訪問。多くの写真愛好家が訪れる八畝地区には、急峻な斜面に棚田が広がっていました。穴内地区では、郷土料理の「こんちん」や地元産ゆずジュースをいただきながら、農家数名で立ち上げた「穴内あけぼの会」の体験型交流の活動についてお話しをうかがいました。

山村集落.jpg

 

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